海の近くの車は下回りのサビに注意!塩害は査定にどう影響する?湘南の出張買取店が解説
「海の近くに住んでいると、車がサビやすいって本当?」
「下回りのサビって、売るときに査定額に響くの?」
当店は湘南エリアで出張査定をしていますが、海に近い地域のお車ほど、下回りにサビが出ていることが多いと感じています。ただ、どのくらいサビているかは、乗っている年数によって本当にさまざまです。
この記事では、査定で下回りのどこを見ているか、サビの程度で査定への影響がどう変わるか、そしてサビを防ぐためにできることをまとめます。
海の近くの車は、なぜ下回りがサビやすいのか
塩分が水分を引き寄せて、鉄のサビを早める
車の下回りには、骨組みや足回りの部品など、鉄でできた部分が多くあります。
海の近くでは、潮風に含まれる塩分が車に付きます。塩分は水分を引き寄せるため、鉄の部分が濡れた状態になりやすく、サビが進みやすくなります。これが、いわゆる「塩害」です。
雪の多い地域で道路にまかれる融雪剤にも塩分が含まれていて、同じように下回りのサビの原因になります。
海からどれくらい離れていれば大丈夫?
「海から◯km離れていれば安心」と言い切れる線はありません。
道路橋の塩害を調べた国の研究機関の資料でも、風で運ばれる塩分(飛来塩分)の量は、海岸線から離れるほど減る傾向がある一方で、気象や海の状態によって地域ごとの差がある、とされています。
出典:国土技術政策総合研究所「上部構造における塩害対策の検討」(国総研資料 第3回塩害調査)
当店の実感としても、海に近いほどサビている車が多い傾向はあります。ただ、海からの距離だけでなく、乗っている年数や保管の仕方によっても状態は大きく変わります。
下回りのサビは、普段は目に入らない
ボディの外側のサビは目に入りますが、下回りは普段まず見ることがありません。気づかないうちに進んでいることがあるのが、下回りのサビのやっかいなところです。
査定では下回りのどこを見ているか
当店の出張査定では、車の下を覗き込み、ライトで照らして下回りを確認し、写真も撮って記録しています。
| 見るところ | 確認していること |
|---|---|
| 骨組み(フレーム・サイドメンバーなど) | サビが表面だけか、鉄そのものが傷んでいるか |
| フロア(床の裏側) | サビの広がり、穴があいていないか |
| サイドシル(ドアの下の部分) | 下側のサビ、ふくらみ |
| マフラー | サビ、腐食による穴 |
| 足回り・ボルトまわり | サスペンションの部品やボルトのサビ |
下回りは、車の価値を大きく左右することがあるところです。査定のときに必ず確認しています。
サビの程度で、査定への影響はこう変わる
下回りのサビは、程度によって査定への影響が大きく変わります。当店では、おおむね次の3つの段階で考えています。
| サビの状態 | 査定への影響 |
|---|---|
| ① 表面に小さなサビがある程度 | 影響は小さい |
| ② サビが広がっている・鉄の部分が傷み始めている(腐食) | 中程度の影響がある |
| ③ 穴があくほどの腐食がある・車体の広い範囲が腐食している | 評価に大きく影響する |
年数のたった車の下回りに、表面の小さなサビがあるのはよくあることです。①の段階であれば、過度に心配する必要はありません。
注意したいのは、サビが進んで鉄そのものが傷んでいる②や③の段階です。サビは車の価値を下げる要因の一つで、程度が重いほど影響が大きくなります。
査定額に影響がある場合は、どこがどういう状態なのかを、査定のときにご説明しています。
「サビがある=大きく下がる」ではない
サビがあると、必ず査定額が大きく下がるわけではありません。どこに、どのくらいのサビがあるかで影響は変わります。
「下回りがサビているかもしれないから、売れないかも」と諦める前に、まずは今の状態を見せていただくのがおすすめです。
下回りのサビと車検
車検では、車の骨組みや車体が「堅ろうで運行に十分耐えるもの」であることが求められます。
出典:e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準」第18条(車枠及び車体)
表面の小さなサビがあるだけで車検に通らない、ということはありません。ただ、腐食が進んで穴があいたり、強度が落ちたりしている場合は、車検で指摘を受けたり、修理が必要になったりすることがあります。
サビがある車を売る前に:直す?そのまま売る?
下回りのサビを直してから売ったほうが高くなるのでは、と考える方もいると思います。
ただ、修理や防錆の費用が、そのまま査定額に上乗せされるとは限りません。直す前に、一度今の状態で査定を受けてみてください。
| 迷ったときは | 理由 |
|---|---|
| 直す前に、まず査定を受ける | サビがある今の状態で、いくらになるかが分かる |
| 修理の見積もりも取っておく | 査定額と比べて、直すかどうかを決められる |
| 防錆の施工歴や、車検で指摘された内容を伝える | 状態の確認がスムーズになる |
サビを防ぐためにできること
① 下回りまで水でしっかり洗う
一番の基本は、付いた塩分を洗い流すことです。
トヨタの取扱説明書でも、洗車は「水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ汚れを洗い落とす」とされています。
出典:トヨタ自動車「外装の手入れ|RAV4 取扱説明書」
ホースの水では下回りの奥まで届きにくいので、ガソリンスタンドや洗車場の洗車機にある「下回り洗浄」も役に立ちます。
特に、次のようなときは早めに洗っておくと安心です。
- 海沿いの道を走ったあと
- 海水浴・釣り・サーフィンなどで、浜辺の近くに停めたあと
- 台風や強い海風のあと
② 洗ったあとは乾かしてから停める
同じ取扱説明書では、ブレーキが水に濡れたまま駐車すると、錆びて貼り付くことがあるため、洗車後は低速で走ってブレーキを数回かけ、乾かしてから駐車するよう案内されています。
③ 錆止め(アンダーコート)は必要?
下回りに防錆の塗装をする「錆止め」「アンダーコート」という方法もあります。カー用品店やディーラー、整備工場などで施工できます。
海の近くに住んでいて、長く乗るつもりの車であれば、検討する価値はあります。ただし、施工したからといってサビなくなるわけではありません。施工したあとも、下回りを洗って塩分を落とすことが基本です。
費用や施工内容は、お店や車によって違います。施工するときは、お店でよく確認してください。
④ 駐車場所を工夫する
屋根のある駐車場や、潮風が直接当たりにくい場所に停めると、塩分が付きにくくなります。屋根のない場所では、ボディカバーを使う方法もあります。
海の近くにお住まいの方へ:まずは今の状態を確認
下回りのサビは、普段は目に入らないぶん、気づいたときには進んでいることがあります。
「海の近くに住んでいるけど、自分の車の下回りは大丈夫かな」
「サビが気になってきたので、乗り換えるか迷っている」
そんなときは、査定だけでもお気軽にご相談ください。当店では、ご自宅などお車のある場所へ伺って、下回りも含めて確認します。出張査定は無料で、査定額に納得できなければ売らなくて大丈夫です。
くわしくは買取の流れをご覧ください。
よくある質問
下回りにサビがあると、車は売れない?
売れます。サビの場所と程度を確認したうえで、今の状態での査定額をお伝えします。
サビを防ぐには、どうしたらいい?
付いた塩分を洗い流すことが基本です。海の近くを走ったあとは、下回りまで水でしっかり洗い、乾かしてから停めるのがおすすめです。
錆止め(アンダーコート)をしておけば安心?
サビにくくはなりますが、サビなくなるわけではありません。施工したあとも、下回りの洗車を続けることが大切です。
サビを直してから査定に出したほうがいい?
直す前に、一度ご相談ください。修理の費用と査定額を比べてから決めるのがおすすめです。
査定のときに、サビのことを説明してもらえる?
査定額に影響がある場合は、どこがどういう状態なのかをお話しします。